■英数字
VOSTOK -The Earth was not Blue-




極端に長いスライドで

疾走してゆく感じで

そう 其の感じで


シュトールマンスキーを腕に巻いて

僕はまだボストークに憧れてるのさ。


36.5℃の全部で

飛ぶ事を 願ってる。

眠い目を擦らせて前進だ。


シュトールマンスキーを腕に巻いて

僕はまだボストークに憧れてるのさ。


地球は青かった なんて 誰かが言った嘘だ。

安っぽいグラヴィアに夢中になるなよ。

地球は絶対に青くなんかないぜ。









『The Earth was not Blue』









子供の頃の自分に胸を張る事は出来るかという命題に関して
巧い言い訳ばかり探してみるモノの、どうにもしっくり来ない。
大人は言い訳が巧いモンだ。
否定したら保てる訳がない。
何を。

3cm先の絶望に目を凝らすようになったのは
6cm先の希望を見逃さないようにする為だ。

幸せになりたいなぁと願ったところで
幸せの形など無味無臭である事が大半なので
僕は本日も頭を左右に振りながら必死で確認してる。

本日も異国では沢山の人が死んだ。
近隣の富豪は高級外車を乗り回してる。

トムとジェリーで悪いのは大半がジェリーの方だ。
トムには守るべきモノが沢山あるのさ。
ジェリーはお気楽でどうしようもない。

こんなモンじゃねぇ
こんなモンじゃねぇはずだ
って
他人が叫んだから鼻で笑った。
アンタはそんなモンだ。

昼時
浅い眠りの中で
僕は螺旋階段に足をかける。
どうって事ない何時もの事なんだ。

アダージョな音楽の中で
僕は9cm先を眺める。

大人は皆、何かを我慢してる。
子供の頃の自分に指さされても。
笑われても耐えてるモンなのさ。
其れが大人になるという事だろ。

平凡な日常でも生きてゆく為には必死なんだ。
繰り返しみたいな毎日の中で色んな事を忘れるよ。
夢語りだけで満足できた頃がとても懐かしいよ。

大した事ない仕事してるよ。
別に誰も驚かないような仕事だよ。

予定であれば今頃はもう少し
立派な人間だったのだけれど
立派な人間がどんな人を言うのか
僕は今でもよく解からないよ。

理屈と屁理屈はもう使い飽きたよ。
言論と進化論では誰も救えないよ。

経験や哲学や傷痕を
後生大事に拝むのはもう止めだ。
他人の功績を羨望し
自分に置き換えるだなんて糞だ。

平凡な日常でも生きてゆく為には必死なんだ。
繰り返しみたいな毎日の中で色んな事を忘れるよ。
夢語りだけで満足できた頃がとても懐かしいよ。

今の僕には夢があるよ。
別に誰も驚かないような夢だよ。

好きな人を自分の手で幸せにする事は
とても簡単そうで、とても難解なんだ。

日常を天秤に架けるような真似はもう止めないか。
今を大切にする術を知らないくせに
明日の話をするのはつまらないんだ。
昨日の話をするのはつまらないんだ。

自分の書斎からほとんど出ないような生活をして
結局、生涯一度も自分の生まれた町を出る事もなく
そのくせ世界を語った哲学者の名前は何だったかな。

自分の理想を語り尽くすのも
自分の経験を語り明かすのも
どちらも難しいのさ。
どちらが信用できるかとなれば、話は別だけれど。

昨日の話。

道で雨に濡れたエロ本を見付けて通り過ぎてから2度見した。
首輪をした野良犬を発見した時の気分に少し似てた。

素敵な物語が浮かんだから書こうと思ったら
仕事中に全部忘れた。
人生の大半はそういう無駄で構成されて居る。

最期の台詞が秀逸だったんだ。僕は其れを思い出したい。
ところが其れは或る時期において僕だけのモノで在ったのに
今は僕のモノで在るどころか誰のモノでも無く消えてしまった。
タイトルだけが辛うじて頭の隅に引っ掛かってる。

仕事なんかせずに家に帰って書き上げれば
こんなに苦しい想いをせずに済んだのにな。
ところがどうだ。
書き上げたところで一体何が生まれるのだ。

食べる為に生きる為に人は働くべきだ。
貨幣経済資本主義社会上等。
音楽や絵画や小説や芸術など糞食らえ。

そんなモノ、所詮は自己満足に過ぎないだろう。
自慰行為に時間を費やす暇が在るなら金を稼げ。
さもなくば明日をどう生きるのだ。
さもなくば明日をどう生きるのだ。

道で雨に濡れたエロ本を見付けて通り過ぎてから2度見した。
首輪をした野良犬を発見した時の気分に少し似てた。

其処で僕は思い出したのだけれど
僕が本当に書きたかった物語は
素敵な恋の話でも
可憐な愛の話でも
何でも無くて
2人の男女が会話を交わすだけの
本当に、地味な物語だった。

最期の台詞が秀逸だったんだ。僕は其れを思い出したい。
ところが其れは或る時期において僕だけのモノで在ったのに
今は僕のモノで在るどころか誰のモノでも無く消えてしまった。
存在すらしないならば、存在すらしないのだ。

ところが存在しないという事実が、存在する。
なので存在しない事実は、こうして存在する。
其れはつまり自分は0で在ると認識する1だ。
1は0では無い。

僕にはまだ見たい世界や知りたい世界が在るから
今は黙って前に進もうと思うんだ。
其れがどんな世界かなんて語らないで居たいんだ。

もう一度繰り返すが
道で雨に濡れたエロ本を見付けて通り過ぎてから2度見した。
首輪をした野良犬を発見した時の気分に少し似てた。
だから僕は汚れた其れ等を拾い上げるだろう。
そして僕はこの文章にこう名付けよう。


『The Earth was not Blue』


ロックのリズムが大好きなんだ。

身体が揺れるくらい。


シュトールマンスキーを腕に巻いて

僕はまだボストークに憧れてるのさ。


まだ全てを見てないからさ。


地球は青かった なんて 誰かが言った嘘だ。

安っぽいグラヴィアに夢中になるなよ。

地球は絶対に青くなんかないぜ。

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