■英数字
HONEY(momentary inexperienced despair.)




Honey、それでも僕は、虚しさの中で言葉を重ねている。
存在すると思えば存在し、それ以外ならば虚像だ。点在的に言葉を垂らし、連続的に捉える事が出来ない。
どれだけ話しても、真意なんかは伝わらない。爆音的なミュージックを奏でたいけれど、僕には無理なんだ。
ほとほとウンザリだよ。初めから期待なんかしていなかったんだ。真実は真実のまま。虚偽は虚偽のまま。
どちらに転んだって道なんか無いんだ。僕が進んだ後を、勝手に舗装しちまうんだろう。草花は咲かない。
無言と盲目の果てに理解など存在しないならば、何を聴けば良い?何を見れば良い?そしてこれ以上、
何を話せば良いって言うんだ。想像以上に無理解だよ。そして自暴的だ。無駄な禁煙的社会だ。
反吐が出るよ。それでも反吐を出せと言う。それがお前の塊だと言う。だから、僕は塊を吐き出す。

Honey、それでも僕は、愛しさの中で生きてみたいと思う。
だから全てが嫌いだ。猜疑的で、虚偽的だ。僕自身もイミテイションだ。本当を、探し続けているという訳だ。
白線が引かれた校庭を、走り抜けていく女の子を見たよ。踏み切って、跳んで、弾けるように、着地したんだ。
砂の上に真実は在ると思うかい?僕は在ると思う。飲まれて消えて、跡形さえ無くなってしまうけれど。
知った顔して近付いて来る奴ほど、注意しなければならない。奴等は結局、何も解ってはいないんだ。
信じる事や、諦める事を、他人に求めてはいけない。だって何時だって、それは僕が決めるべきなんだから。
積み重ねた関係ほど、多くを見誤る関係は無い。灰色の銃口を向けられても、喜んで舌を差し出すよ。

Honey、それで僕は、一体何を信じれば良かったんだと思う?
詰まらなくて愚かだよ、人生なんて。素晴らしくて確かな感覚など、一瞬の中にしか存在しないんだ。
だから踏み切る瞬間、跳ぶ瞬間、弾けるように着地する瞬間を、僕は覚えていたい。それは僕のモンだから。
解り合えると思っていたよ。だけれど無理だ。それでも諦めようとしないならば、もう生き残る術は一つだろう。
瞬間を笑うよ。僕だけの瞬間を。踏み切る瞬間を。飛び越える瞬間を。忘れて往く瞬間を。思い出す瞬間を。
花が咲く瞬間を、まだ僕は見た事が無いよ。優しい歌を唄ってみたいんだ。ミュージック。
嘘だらけで、隙だらけで、だけれど最後には笑えるヤツだ。僕だけの歌なんだ。

Honey、こんな僕に、君は何時の日か、呆れてしまうだろう。
銀色の水が波を打って僕を出迎えても、僕は腹の底から信じちゃいないんだ。
僕は君が思うより、ずっと世界が嫌いなんだ。汚いんだ。拙くて幼いんだ。何も面白くは無いんだ。
それでも君が好きなんだ。君に触れてみたいんだ。君に笑って見せて欲しいんだ。そして、それだけなんだ。
その瞬間は、ちょっとだけ嬉しい気分になるんだ。僕だけの歌を、聴かせてみたくなるんだ。

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