■英数字
the way of milk




君が100万回、泣くならば、
僕が100万と1回、君を笑わせよう。
その為に僕は、100万と2回、泣く必要がある。
その時は君が、100万と3回、僕に笑ってみせてくれないか?

100万と4回目に、僕と君の目が遇って、
100万と5回目に、僕は君の手に触れたいと思うんだ。
100万と6回目に、僕と君の肌と肌とが触れたなら、何も忘れはしないだろ。

花屋ではオレンジ色の髪をした女の子が、路上に水を撒いている。
それは見事な放物線を描きながら、新しい陽炎を生んだ。
店先に飾られている花の名は知らないけれど、
その白い色は、とても綺麗だった。

100万と7回目に、僕と君は、また出逢うだろう。

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